私たちの身の回りの商品も,時代とともに,その姿を変えていきます。
食料品のパッケージも例外ではありません。
タオルなどの貰い物と一緒に長年タンスの中にしまっておき,新品のまま時代を超えたものが整理していたら出てきました。
今もそのブランドが残る「マキシム」と「マリーム」です。10年以上前の製品です。ふうも開封されていませんが,さすがに飲もうとも思いません。
クリープなどが草分け的存在であったこの領域へなぐり込みをかけた商品の一つが,この「マリーム」でした。
マキシムは,ちょっと高級感を売りにして登場してきました。当時,ネスカフェよりも割高だったようです。ライバルもそれに対抗すべくゴールドブレンドといった一ランク上の商品をラインナップしてきました。
インスタントは所詮インスタントですが,喫茶店のコーヒーなどはちょっと贅沢だった昔では,十分おいしく飲める代物でした。ちなみに,台にしているものは,足踏みミシンに付属していた丸い木でできた椅子です。NHK朝の連ドラ「おはなはん」のオープニングにそのイラストが出ていたように思います(さすがに私もそのころの記憶は定かではありません)