当時の新聞広告


我が愛すべきGT−Xは,昭和46年の9月に発表されました。
 ですから,10月あたりには発表試乗会などが各ディーラーで開かれたりしていました。もちろん,新聞にも大々的に広告が載りました。
 GT−Rがレースに初参戦するときも,密かに燃える闘志を感じさせる広告を出して話題になりました。
 このGT−Xのときは,どんな感じだったのでしょう?

 手元にある資料は,昭和46年10月8日(金)の新聞です。

(広告の文言から)
 スカイラインの人気は,誕生以来今日まで上がる一方。華麗なルックスと,抜群の操縦性能が愛され,『年とともに新鮮度を高めている』不思議な存在です。
 その最高車種ハードトップ2000GTをさらにゼイタクに。そしてメカニズムの極限を追究したGT−Xが,いま,完成しました。
 野性のパワーを引出すツインキャブ・エンジンを搭載。安全なチャイルドロック付きのパワーウインドやカーステレオまで標準装備した超高級車の誕生です。

 このときは,10月9日(土)10日(日・祝)の両日にわたり,発表試乗会が行われていました。
 10日は体育の日ですが,振替休日のないこのころは,全国の子供たちが『一日休みを損した!』とつぶやいていたことでしょう。(私もそうでした)
 またこのころはプリンスのディーラーだけでなく,「ヤナセ」もスカイラインを扱っていたようです。今は外車しかやってないのに,意外な事実です。
 また,来場者へのプレゼントには,カラーポスターが配られていました。
 その内容は,「蒸気機関車」「ジャンボジェット」「R382」「GT−R」「GT−X」をセットにしてありました。残っていたらよだれものですね。

 まだ,排ガス規制も声高らかに叫ばれていない頃で,車にとっては一つの黄金時代であったことは間違いがありません。
 と同時に,日本という国も,働きづめのダッシュ状態からちょっと腰を下ろして休憩してみようかというゆとりが出てきた頃かもしれません。
 技術レベルが低かったり,実質の所得が低かったにしろ,このころの人が昔を懐かしむのがわかるような気もします。(私は,まだ小学生でしたから・・・  

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