項目 | 時間 | 指導(学習)内容 |
---|---|---|
正弦・余弦・正接 | 1 | 正弦・余弦・正接を定義する。 |
1 | CAIで問題演習し、理解の定着をはかる。 | |
2 | 簡単な利用を考える。 | |
三角比の相互関係 | 2 | 正弦・余弦・正接の相互間の関係を調べ、公式にまとめ、利用法になれさせる。 |
鈍角の三角比 | 4 | 鋭角の三角比をもとに、直角や鈍角の三角比の定義をし、十分理解させる。 |
問題演習 | 1 | 理解の定着をはかるための演習。 |
時間 | 指導内容 | 教師と生徒の活動 | 留意点 | PC利用 | |
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導入 | 5分 | ソフトの起動のさせ方と操作方法 | 生徒はディスク等を受けとりソフトを起動させる。生徒全員の起動を確認後、教師画面を一斉送信し、操作方法の説明をする。この時、三角比の定義の再確認をする。 | 定義が一目で確認できるようにボードに大書きする。 | 教師利用 |
展開 | 40分 | 三角比の値を求める | 生徒は2人1組になるので助け合いながら、また、操作は交互にするように指示する。教師は机間巡視をし、示唆・ヒントを個別に与え、また、質問に答える。 | 個別学習となるので生徒の進度に合わせた助言をする。 | 生徒利用 |
5分 | ソフトの終了と後始末 | ソフトの終了のさせ方と電源の切り方を指導する。配布物の回収を行う。 |
6.授業を終えて
生徒の感想を見ている限りでは、まだまだ、使えるんじゃないかなと思います。しかし、相変わらず、コンピュータの進化が早く、CAI教室の更新でNECのDOSが利用できない(N88-BASICが動かない)機種になることが多く、残念に思っています(実際、平成10年度の京都大会の発表ではN88-BASICが動作する機種を用意できないそうです)。平成8(1996)年:日本数学教育学会第78回総会/全国算数・数学教育研究長崎大会で発表した「コンピュータの効果的利用法について」の中でも書きましたが、新しい技術でなにができるかを研究することも大切ですが、今現在ある機種の活用ももっと積極的に進めていき、その実践を糧にさらなる実践に結びつけることも必要ではないかと思っています。今ある機種さえも使い切れていない現状ではどれだけ新しい技術を盛り込んだ新機種でもたいしたことをできないのではないでしょうか。
「中学生の頃はこういうのをよくしていましたが」、「このような授業は初めてなので」という正反対の感想がありますが、中学校によって(それとも担当者か?)コンピュータを利用した授業時間に差があるのかという思いです。これで、教科として「情報」が加えられた場合どうなるか、ちょっと心配な気もします。「情報」という教科は必ずしも「コンピュータを利用しなければいけない」ということはないそうですが…。
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