トップの写真は,乾いたホースではあるが,エンジンをかけて圧がかかると,じわじわしみ出してきて,やがて滴となり下のオルタネーターなどへ向かって落下をはじめる。これはいかん。
まずは,部品屋へ車を飛ばし燃料ホースを買い求める。店屋では,ホースの内径が二種類あるからということで該当しそうなものを探し出してきてもらった。内径が8mmのもの。これは,周りがメッシュ状の繊維に囲まれているタイプ。それと6mmのものも。店屋のオヤジさんの話では,『2000ccクラスならだいたい8か6で合うでしょう。』とのこと。行きと帰りではフューエルパイプの径が異なっているが,見たところの外形が同じようなものだったので,その2タイプを1mほど買い求めて家へ戻る。
まずは,古いホースをはずす作業から。ところがホースがこれぐらいになるほどいじられていなかったので,ホースを固定している締め金具のようなもののネジが固い固い。CRCをぶっかけて,押したり閉めたりゆるめたりで格闘。しかし,なかなか装着した状態ではネジをゆるめることが難しい。こうなったら,とにかくホースをはずすべし。カッターで切断。ゴム相手であれば,火花が飛ぶこともあるまい。気にせずにガンガン切る。
切り離して,しっかりしたドライバーとプライヤーでグリグリにして,何とか動き始めた。そのようにしてまずは,リターン側のパイプをはずす。さて,新しいパイプに交換して締め上げてくれようぞ,と意気込んだのもつかの間。買ってきたパイプをあててみると,なんかすいすい入ってしまう。比べてみると,径がちがうでないかぁ。
このときばかりは,「大は小を兼ねる」なんて悠長なことは言っていられない。言ってたら逝ってしまいかねない。で,再び現物を持って部品屋へ。
6mmの下には,4mm径のものがあったので,ちょっと細い気はしたがそれを買い求める。経年変化できっと細かった内径がゆるゆるになったに違いない。
さて,手強いホースバンドみたいなものも手なづけて,交換作業へはいる。
まずは,上を走るリターンホースから。抜いて,入れて,締めて。んん。いい感じ。
せっかくの機会なので,リターン側ではない方(フォワード側?っていうのか?)も交換する。
しかし,フューエルフィルターまで上ってきているホースは,燃料タンクよりも下に位置するため,ホースをはずしたらどぼどぼガスがあふれてくるー。が,仕方ないので,片手でふさぎながら,おりゃっと,新しいホースと交換。(こちら側のホースバンドがまたとりにくい。(ネジが回らん))
そんなこんなで,いつものようなトライ&エラーで作業を終える。
ホースバンドを最終確認して・・・ セルを回す。
かなりのガスが漏れたので,しばらく火がこない。10秒を越えた頃から,きたきた。いい音で,エンジンが回り出した。しばらくしてのぞいてみるが,ガスのにじみや漏れは無し。これで,明日の出張へ安心して出かけることができる。今度から,ちゃんと定期的に点検を進んでやろうっと。これにて,しばらくエンジンルームの発火は抑えられそう。駄菓子かぁし。燃料パイプやタンク近くのホース類は手つかずなので,そのうちにリフレッシュせんとなぁ。
まとめ。 必要ホース。内径6mm燃料用ホース80cm程度。内径4mm燃料ホース50cm程度。二種類買っても,1000円もしない。(ご存じのように,圧がかかるので燃料用のホース以外を使うと非常にあぶないのだ)
部品番号を調べてみると,真の純正品は非売品で,切り売りになっている。
6mmの方は【87−42200−20】1mほど買っていたら,キャブ近くの分もまかなえるぞ。
4mmの方は【87−42200−10】パーツリストでは48cm必要と書いてある。本来のサイズは,4.5mmなのだ。GT−Xのツインキャブへの燃料ホース交換 完
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