3DLOGO

3D−LOGO

−空間図形・フラクタル・アニメーション−

平成9(1997)年:日本数学教育学会第79回総会/全国算数・数学教育研究群馬大会発表


1.はじめに
 LOGOは小学生向けの言語と思っていませんか。確かに創造性をのばすために、たいへんわかりやすい言語仕様となっていて、色えんぴつを持って紙に図を書く感覚でプログラミングできます。図を描くこと以外に何も考えなくてよく、他の言語ではそれ以外にも考えることが多く、LOGOのようには行きません。その易しさから、小さな子供向きと思いこんでいませんか。決してそんなことはなく、プログラミングすればするほどその奥深さがでてきます。

2.3D−LOGOの特徴

(1)3次元グラフィックス
 LOGOにはタートルグラフィックスがあります。それは、画面に現れたタートル(描画用のカーソル)に命令しながら、絵や図形を描けるということです。3D−LOGOは、これを3次元空間で行うことを可能にし、平面図形から空間図形までバラエティーに富んだグラフィックスを描くことができます。

(2)リスト処理(人工知能プログラミング)
 (略)

(3)構造化プログラミング
 自分で作成したプログラムに好きな名前をつけ、手続きとして定義することができます。定義した手続きは、基本命令と同じように使用することができます。つまり、基本命令と定義してきた手続きとを使用して、新たに高度な手続きを作ることができます。

(4)再帰手続き
 手続きの中で、自分自身を呼び出すことができます。これで、複雑な処理をするプログラミングも簡単な手続きで記述することができます。

(5)マルチ・タートル
 64匹(個)の亀(タートル)が、1辺32,000の空間を命令通りに動き回ります。タートルの形は自由に変えることができます。

(6)マルチ・ヴュー
 タートルは目を持っており、複雑な空間図形を任意の視点から観察したり、視点タートルを動かすことでアニメーションが得られます。

(7)マルチ・ウィンドウン
 (略)

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