気がつくと,林の中を走り抜けている。マイナスイオンたっぷりの山の空気を取り入れてみよう。とはいえ,寒い冬,開放的なハードトップの窓全開というわけにはいかない。こんな時には,三角窓をうまく活用しよう。三角窓のつまみの真ん中の小さなボタンを押して,ロックのロックを解除する。ロックのつまみを前方に倒す要領でロックを解除する。(ダブルロックの安心設計。盗難&勝手に開くの防止)通常は,クルクルと回せる所まで回して,風を室内に取り込むのが本来の使い方であるが,換気のためには,この鈍角に開くのがポイント。ラムエアー効果で,少し空いた隙間から室外へ空気が吸い出される。足下から入ってくるヒーターの温風が程よく室内に広がりながら,積極的に室内の汚れた空気が室外へ出される。それが自然な対流のうちに行われるところがよろしい。オートエアコンで,指定温度にビッチリ管理される空気よりも,心なしか優しい空気に感じられるのは,気のせいだけではなかろう。
冬はヒーターの出番がほとんどである。みぞれ混じりの寒い日には,ヒーターだけでは,ガラスが曇ることもある。そんなときには,この下の段のつまみを右に移動させ,フロントガラスの曇り取りとして働かせる。あまりにも湿気が多くてサイドのガラスなどまでは曇りをとりきれないときには,クーラーの出番だ。
左のつまみは,温度調節ノブ。ほとんど最弱のエリアで十分。右のつまみはオンオフと無段階に風量を調節するノブ。全開にすると,けっこうな風が吹き出してくる。
吹き出し口を上へ向けてしばらく回していたら,リアガラスまできれいすっきり。オールシーズン,快適なドライビングが可能だ。
しばらく走ったら,車を止めてみるとしよう・・
ながめよう![]()