セダンとHTの雰囲気の違いは,当然サイドビューにあるのですが,そのアクセントになっているのが,クォーターピラーのエアアウトレットバッジです。
この丸い部品,「S」の字が赤と黒があるようですが,パーツリストではGT&GT−R用とGT−X用の二種類しか載っていません。(1972年版)年式によって違うのかな??あるいは,GT以外のグレードのHT用か?
とにかく,文字色はこっちにおいといて,ベースになる丸い部分の色が違うのはGT−Xだけです。
写真では若干わかりづらいですが,ピンクがかって見えます。しかし,これは実物を見てもらわないとこの微妙な色合いは伝わらないでしょう。GT−X専用部品でまだ作られている数少ない一品です。オーダーがたまれば作ってくれる(いわゆる納期「X」というやつが端末で出てきます)ものです。それもいつまでの話かわからないので,取り付けようとストック用を思い切って買いました。(78835−R1410)
単品で見ても「にやけもの」ですが,実際にボディーにつけてみると,これまた何ともいえない豪華な雰囲気がサイドビューに漂います。
ノーマルHT2000GT−Xのみなさん。もし,GT用しかついていなかったら,ぜひ取り替えましょう。リアシートサイドの内張りをはずせば,ナットをゆるめるだけで簡単に取り替えられますよ。
取り替え方法はここをクリック
その後,当時物の新品を手に入れることができました。部品番号は当然同じなのですが,入れ物はバーコードもない旧日産部品用箱。で,その中身は,近年手に入れたものとは,明らかに造りのよさが違います。(後のサイドGTバッジでもこれは感じます。再販物は,技術そのものは時代とともに進んでいるはずなのに,コスト削減のためかクオリティーが明らかに落ちています。)
真ん中のピンクがかったぶぶんも,やや深みのあるブロンズに近いピンクっぽい色をしています。カタログに写っているGT−X用の本来の姿がここにあります。
ちなみに,当時物と再販物ではパーツ名が違います。下の写真参照