SUツインキャブ130psエンジン
先代スカG(S54シリーズ)には,プリンス自動車工業が開発したG7型直6が載っていた。
その後を受けて,箱スカGTに搭載されたのは,ニッサンがつくったL20型エンジンであった。
箱スカの前にはセドリックに積まれていたエンジンで,スムーズさと耐久性,低域での粘りには定評があった。
1998cc OHC6気筒 105ps/5200rpm で,
MAX170km/h 0→400m 17.6秒の性能を発揮した。
S20に比べてはもちろんのこと,G7型に比べてもおとなしく,面白みのないエンジンといわれ,メーカーもその声を受けて少しずつパワーアップしていく。
44年型からは,圧縮比などに手を入れ,120ps/6000rpmへとパワーアップした。
45年10月の改良では,無鉛対応となり,レギュラー仕様は圧縮を落として(8.6)115ps/5600rpmになった。
そして,46年9月。SUキャブレターを2連装したエンジンを投入した。
性能は,130ps/6000rpm 17.5kg−m/4400rpm
MAX175km/hこのSUツインキャブ130psエンジンは,バランスさえきちんととれていれば,スムーズに伸びていく気持ちのいいエンジンで,調子の悪いGT−Rを置いていく実力を持っていた。(もっとも,ツインキャブのバランスが悪ければ,GTに置いて行かれることにもなりかねませんが・・)
私のは,そこそこですが,たぶん本当の力を発揮するようなセッティングにはなっていないような感じです。だれか,完璧に調整できる人いませんかねぇ?