ノスタルジックヒーローという雑誌によく載っていた,写真家の「但馬 治」さんという人の写真は,けっこう好きでした。 望遠レンズをうまく使い,ふだんの視線ではなかなか気づかない車のラインを掘り出す達人といえるような人でした。追悼記念特集の中に,『一枚の写真を撮るために,何時間も自分の手で車を磨いていた。その作業を通して,車の微妙なカーブなどをインプットし,どんな写真を撮ろうとしていたのか考えたんですね』みたいなコメントがのっていましたが,それを見て,さすがプロだと感心しつつ尊敬してしまいました。