元気になったピーター
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家に来た当時の、ピーター君です。
前オーナーが大事になさっていたのでしょう。外観は、しっかりしています。 でも、キックが降りませんでした。 |
ナンバーなし、テールレンズなし、メーターガラス割れ
キーなし、ヘッドライトは、レンズあるものの、反射鏡なし |
エキゾーストのジャバラは、パイプで修理したようです。 プライマリー側の変速プーリーも、ガタガタ。 マフラーにも、大きな穴が・・・ |
後輪フリー機構の、ドグクラッチは、スプラインがなめかけています。フラマグ二次側も、断線。難問山積 |
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外観は、そのまま古さを残して、仕上げてみました。 ライトの反射鏡は、解体屋で見つけた重機の物を流用。テールレンズは、市販のルーカステールがドンピシャリ
前オーナーを探し出し説得、陸運局にも何度か、足を運び、めでたくナンバー取得。その時の必要書類は、
こちらの熱意が通じたのでしょう。陸運局の方も、懇切丁寧に対応してくれました。皆さんもあきらめないで、自分の気持ちを伝えれば、必ず道は開けると思いますヨ |
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キックの降りなかった原因は、バルブ密着不良により、カーボンが蓄積し、ピストンが上死点を越えられなかったと、判明。
変速プーリーのメタルブッシュも、作成交換。 |
フラマグは、巻き直しに出してOK ドグクラッチのスプラインは、肉盛りの後加工して成形 燃料タンクの後下の小さなタンクは、チェーンオイル用で、自動給油になっています。 発動機がそのままのったような感じ、ブリキの油さしが泣かせる! |
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フロア−ステップの、トンネルは冷却通路になっていますその中からは、泥と油にまみれた砂利が、たくさん出てきました。当時は道路事情が悪かったんでしょうネ | 左上:ブレーキペダル、ステップゴムにもピジョンのマーク
右上:シート下のシリアルプレート、新三菱重工業名古屋製作所とあります 左下:停止、書間、交流点灯、などの文字が 右下:割れていたガラスは、溶接用お面の物を加工して流用 |
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上左:破れていたマフラーは、肉厚も内部もすべてオリジナルどおりに復元
上右:フロントショックはブッシュ入れ替え、左側のオイルダンパーは、分解→シャフト磨耗修正→オイル交換 |
上左:ボロボロだったエアフィルター(上)はC83同様、作成(中)穴のあいてたマフラー(下)
上右:見事に磨耗して段がついた、フロントリンクシャフト。これも新規作成 |
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