立山大走りと御前谷 スキー
場 所 立山
日 時 2017年5月19日(金)〜20日(土)
コース 19日:扇沢→室堂→雷鳥荘→真砂岳→雷鳥荘、20日:雷鳥荘→一ノ越→雄山→御前谷→タンボ平→黒部平→扇沢
メンバー 単独
天 気 快晴
装備 スキー道具一式&クランポン
備考  


2017年5月19日(金)


久しぶりの立山に気もそぞろ。元気な中国人観光客の喧騒も気にならない。始発のトロリーバスに乗車し、室堂を目指す。

途中、ロープウェイから鉄塔尾根の雪の付き具合を観察する。これは、いい!この時期にしては素晴らしいことだが、藪が出ていない。写真に撮りたいがこの混雑でスキーとバックパックを手で押さえているので、あきらめる。

9:00頃室堂着。雷鳥荘迄スキーを肩に歩く。素晴らしい眺めだ。


雄山、一ノ越、浄土山


別山と雷鳥沢

遠目にはきれいだが斜面の縦溝が結構多い。雷鳥荘に余計な荷物を預け、早速真砂岳に向かう。狙いは、真砂沢と内蔵助谷の様子を見て、帰りに大走りを滑ること。

登りは大走りをそのまま雪のつながるところまでハイクアップし、雪が途切れたところでスキーをデポし、内蔵助谷と真砂沢を見に行く。体力温存を考えて全貌が見える位置までは行かずに済ました。帰りは、途中のハイマツの切れ目から雷鳥荘正面の斜面を滑り降りてみたが、縦溝が結構手強かった。


室堂平と大日岳


真砂沢の上部



内蔵助谷の上部


大走りと滑ったルート(矢印)


2017年5月20日(土)

昨夜は相部屋の人たちと会話を楽しんだ。夕食も朝食も美味しかった。こぎれいな喫茶コーナーで注文したコーヒーも、豆から挽いて淹れてくれたが、これも大変美味しかった。丸い暖炉もチロチロと燃えるマキの雰囲気と匂いが最高だった。そして極めつけは、山小屋なのに正真正銘の温泉。山の景色を見ながらの風呂は格別だ。

防寒対策に持ってきた下着も不要なぐらい暖かく熟睡できた。さぁ〜、今回メインイベントの御前谷滑降がんばらねば。

まずはブル道沿いに雷鳥沢をシール登高し一ノ越を目指す。



一ノ越山荘

少し足慣らしに御山谷を滑ってみる。

10:30 いよいよ雄山目指して登山開始。たくさんのスキーヤーが登っていくので期待したが、雄山に着いてみるとほとんどが山崎カールに向かったみたいで、これから御前谷を滑ろうとするグループは皆無だった。ならばと御前谷を覗いて見たら5人だけスキーヤーがいた。しかし後でわかったのだが内二人は登り返してくる途中だった。この高温状態でいつ雪崩れてくるかわからないのに登り返してくるなんて、私はできないな。

御前谷の様子

どうも上部はグサグサの雪の層が有って、それが小規模に雪崩れる可能性がありそうだ。


雄山のドロップポイント

まずは軽く斜めに切ってみて、大丈夫そうなので一気に、逃げるように滑ることにした。登り返してくる二人組の上部に入ることは避けた。


ドロップ直後



登り返してくる二人組


標高約2,740m

雪は、想定以上に安定していた。デロデロ雪も、雪玉攻撃もない。縦溝もひどくない。それでも早くトラバース路に逃げ込みたかった。その標高約2,190mのトラバース開始地点が、いよいよ視界に入ってきた。


標高約2,190mのトラバース開始地点(矢印)

しっかり複数のトレースが付いていたので、一番上部のトレースを追った。かなりの速度を維持できたので、感覚的にはあっという間に登り返しの尾根に着いた。その尾根には先行の3人組が休んでいた。


無駄のないトレースを追いかけていくと先行する3人組が休んでいた(○内)。


写真では判別しづらいが休憩&登り返しの尾根より一つ先の尾根に鉄塔の先端(○内)が見える。


結構長いトラバース路を振り返る。

お三方の休みが長いので、断って先行させていただく。スキーを担いでツボ足で尾根を駆け上がる。ひょっこり顔を出したところがタンボ平への入り口。藪で途切れているわけではないので早速スキーに履き替え滑り降りる。


鉄塔のある尾根から滑り降りる(写真中央辺り)。

タンボ平は、縦溝が多く滑り難い。


タンボ平のケーブル下を滑る。


東一ノ越方面

13:00 やっと喧騒の黒部平駅に着いた。本来ならここで達成感に浸って感傷的になるか、ハイテンションになるのだが、うじゃうじゃいる観光客から如何に早く逃れるかに気持ちは切り替わった。

満足感に浸れたのは、扇沢の無料駐車場に着いてからだった。毎年来たい立山だが、この観光客の多さは嫌だな。(完)

<記録>

5月20日の記録:
07:30 雷鳥山荘発
09:00 一ノ越着足慣らし
10:30 一ノ越発
11:50 雄山着
12:00 御前谷へドロップ
12:15 トラバース開始&休憩
12:38 タンボ平へドロップ
13:00 黒部平




GPS軌跡




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